大手生保4社の平成23年度第3四半期業績、新契約に明るい徴候
(2012.02.14)
生保各社の平成23年度第3四半期(23年4月‐12月)業績が2月14日に出そろった。経営環境は厳しいものの、年度末期比や昨年同期比でみるとやや持ち直し、業績回復の基調も見られる。東日本大震災以来、各社とも顧客の安否確認や迅速な保険金支払いに尽力したことで、対面チャネルの再評価や保険の必要性が再認識され、その結果が反映された業績となった。従来から継続している既契約訪問活動や、契約内容確認活動できめ細かな顧客サービスを展開している国内大手4社の第3四半期の営業業績についてまとめた。
【日本生命】
新契約高は第3四半期累計期間で件数、金額ともに前年同期比を上回っている。まず個人保険では、件数77.1万件(前年同期比106.5%)、金額5兆778億円(同104.3%)、年換算保険料は1524億円(同119.1%)となった。一方、個人年金保険は件数19.7万件(同124.6%)、金額1兆2302億円(同131.2%)、年換算保険料490億円(同115.4%)といずれも2ケタの高い伸びとなっている。
次に保有契約でみると、個人保険では、件数1138.2万件(前年度末比98.9%)、金額164兆3429億円(同96.2%)、年換算保険料は2兆3475億円(同99.9%)となった。一方、個人年金保険では件数で312.2万件(同103.2%)、金額では18兆9546億円(同103.5%)、年換算保険料では8112億円(同102.7%)となった。
【第一生命】
第一生命単体での業績では、保有契約、新契約とも契約件数ベースでプラス伸展する結果となった。新契約高でみると、まず個人保険では、件数97.1万件(前年同期比108.9%)、金額4兆8841億円(同90.6%)、年換算保険料は860億円(同101.6%)となった。一方、個人年金保険は件数4.7万件(同101.1%)、金額3344億円(同103.1%)、年換算保険料116億円(同99.8%)となっている。
次に保有契約でみると、個人保険では、件数1134.2万件(前年度末比101.8%)、金額140兆31億円(同97.0%)、年換算保険料は1兆6931億円(同99.3%)となった。一方、個人年金保険では件数で128.3万件(同101.8%)、金額では7兆4892億円(同101.8%)、年換算保険料では3186億円(同103.1%)となった。
【明治安田生命】
年度末決算期から継続して好調な業績を継続する同社では、第3四半期業績でも保有契約の一部の指標を除き、プラス伸展を継続している。特に新契約高は第3四半期累計期間で件数、保険金額ともに前年同期比で2ケタの高い伸び率となっている。まず個人保険では、件数98.4万件(前年同期比125.2%)、金額3兆9577億円(同137.5%)、年換算保険料では1756億円(同163.7%)となった。一方、個人年金保険は件数14.8万件(同124.9%)、金額8465億円(同129.9%)、年換算保険料は468億円(102.7%)となった。
次に保有契約でみると、個人保険では、件数876.5万件(前年度末比102.6%)、金額90兆2248億円(同97.7%)、年換算保険料は1兆3751億円(同107.6%)となった。一方、個人年金保険では件数で216.7万件(同104.7%)、金額では12兆5774億円(同104.1%)、年換算保険料では5928億円(同106.9%)となり、年度末の保有純増も狙える好業績となった。
【住友生命】
新契約高では個人年金保険が件数、金額ともに2ケタの高い伸びを示す結果となった。個人保険では、件数65.8万件(前年同期比80.0%)、金額2兆4819億円(同77.1%)、年換算保険料は803億円(同61.3%)となった。一方、個人年金保険は件数11.5万件(同126.5%)、金額5152億円(同132.1%)、年換算保険料は217億円(同109.0%)となっている。
保有契約でみると、個人保険では、件数846.6万件(前年度末比99.5%)、金額104兆2476億円(同95.5%)、年換算保険料は1兆4531億円(同99.8%)となった。一方、個人年金保険では件数で267.8万件(同101.7%)、金額では13兆4426億円(同101.1%)、年換算保険料では7326億円(同100.7%)となった。

